公開日:2020.07.08

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昨今のコロナ禍により、従来の採用活動が見直されつつあります。感染リスクが問題視されている状況では、これまでのような人々の往来によって行われる採用活動は避けるべきともいえるでしょう。
そうした中で普及されているのが、オンラインによる採用活動です。応募から面談までの流れをオンライン化し、人々が直接接触する機会を削減。感染リスクの軽減だけでなく、移動時間の短縮や業務効率化などの利点があり、注目されています。
一方で採用サイトなど、オンライン化によって変化が必要なものもあります。そこで本記事では、コロナ禍におけるオンライン採用活動の現状と今後を解説した上で、採用サイトの有効な活用方法を解説します。
新型コロナウイルス感染症が採用活動に及ぼす影響は深刻です。当初日本では、中国での限定的な流行にとどまるという考えが一般的であり、影響を深刻ととらえる企業は少ない印象でした。
しかし2月下旬に国内最初の感染が確認され、大都市を中心に全国的に広がっていき状況が一変。採用活動が活性化する3月と重なったこともあり、新卒採用における合同説明会の中止・延期が相次ぎ、企業は求職者とのコンタクトの場を失いました。
こうした経緯から採用スケジュールが遅延し、コロナ禍に応じた対策を取っている企業もほとんどなかったため、新しい方法が模索されています。それがオンライン採用活動です。
株式会社ビズリーチの調査「2020年4月23日、採用オンライン化の現状と施策」では、コロナ禍以降に採用活動がオンライン化された様々なデータがあります。
・採用活動のオンライン化に対応中・検討中:71%
・2020年2月以降より本格的に対応開始:65%
このように、多くの企業がオンラインでの採用活動に舵を切っていることが分かります。
なお、「採用から入社までのどのプロセスをオンライン化しましたか?」という質問に対し、説明会などの採用イベントは48%のオンライン化、面談や面接は68%のオンライン化と、それぞれ高い水準が見て取れます。
では実際にどのように変化したのでしょうか。下記ではコロナ禍の前後における採用プロセスや採用サイトの役割について解説します。
コロナ以前では、Web(オンライン)はあくまで集客ツールであり、集客やマッチング、説明会の申し込みなどの役割を担っており、説明会の申し込みが完了してはじめて、説明会や面談、選考申し込み、面接試験などがリアルな場で行われていました。
そのため採用サイトに掲載する情報は限定的で、求職者の興味を喚起するコンテンツや応募フォームまでの導線などが重要視されていたのです。
つまりインターネットを基盤としたマーケティング施策を用いて説明会などの申し込みを促し、オフラインでのリアルな採用活動に繋げることが採用サイトの最重要課題として挙げられていたといえるでしょう。
コロナ禍以降ではこれまでのスケジュールから大きく外れることになります。まず、説明会などリアルなコミュニケーションの場を設けることが困難となり、採用プロセスのほとんどをオンライン化しなくてはなりません。
つまりSNSやエージェントなどから採用サイトに流し、Web面談の申し込み(新しいWebでのゴール)、Webセミナー、企業説明会をビデオオンラインで行い、面接や試験のみをオフライン(リアル)で行うという流れが主流になりつつあるのです。場合によっては最後の面接や試験もオンラインで行うこともあります。
このことから分かる通り、コロナ以降ではWeb面談の申し込みが採用サイトのゴールとして設定されているものの、その後の採用活動に関しても採用サイト(オンライン)の活用が必須となります。より充実したサイト設計が必要になったといえるでしょう。

コロナ禍によって採用活動のオンライン化が進んでいる昨今。採用サイトの変化は求められるものの、本質としては同様なことがいえます。ここでは採用サイトの目的を今一度振り返ります。
採用サイトの目的を一言でいえば、「人を採用すること」にあります。ただ、誰でもいいわけではありませんよね。よって正確には、「ほしい人材を採用すること」にあります。
自社に興味を持った求職者に対して欲しい情報を提示することで、興味のある人はさらに詳しく知りたくなり、応募したい人は実際に応募をしてくれるでしょう。
魅力やビジョンを伝えることも重要な目的。これらが共感できなければ、採用しても短期離職やモチベーションの低下に繋がります。特にコロナ禍において、説明会などが開けない現状では、このページで積極的にアピールする必要があります。
企業が関連するサイトには、転職サイトや就活サイト、コーポレートサイトなど多種多様なものがありますが、採用サイトとの根本的な違いは自社の採用に関する情報を制限なく十分に伝えられる点です。
転職・就活サイトのように字数や表現による制約がなく、コーポレートサイトのように企業全般の情報ではなく採用に特化したWebサイトになります。

コロナにより採用活動がオンライン化した昨今。求職者は企業に出向けないことで不安を感じていることでしょう。ここでは、オンライン化した今だからこそ重要視したい、採用サイトのコンテンツを紹介します。
採用活動がオンライン化する今、重要なのが選考ステップの掲載です。コロナ以前では、どの企業も似たようなステップを辿るため重要視されていませんでした。しかし、コロナ以降でWeb面談などが導入されるにあたり、選考ステップが複雑化しています。
具体的なステップを記載しなければ、求職者は困惑することになるでしょう。
社長や役員、人事部などからのメッセージも重要。コロナ以降は、実際に企業に訪れる頻度が減るため、直接的なコミュニケーションが減ります。そのため、採用サイトでどのようなメッセージを載せるかで求職者からの印象が変わります。
今後のビジョンはもちろん、コロナ以降ではどのような目的を持って業務にあたるのかを掲載すると良いでしょう。
企業に直接出向くことが減るため、採用サイトを通してオフィスの紹介や仕事風景を掲載し、求職者に具体的なイメージを持ってもらうことはより重要となるでしょう。
こうした背景もあり、採用サイトの最適化は必要不可欠といえるでしょう。まず重要なのは、前述でも紹介した採用サイトでのゴール設定の再考案です。Web面談を始めた企業であっても、採用サイトに当該事項を記載したり誘導していなければ、Web面談を行っていることを周知することは難しくなります。
そのためオフラインの活動が変化したら、それに準じてオフライン(Web)での方法も変化させなければならないのです。そのままにしていれば、望む結果がでることは難しいでしょう。
具体的に、これまでは「説明会の申し込みページ」までが必要だったものを、今後はWeb面談の申し込みフォームを設置したうえで、どのようなツールを用いるのか、対応時間はどのくらいか、さらにはオンラインだけで興味を喚起するコンテンツの充実などが必要です。
採用活動のオンライン化に伴い、採用サイトの最適化は必須といえるでしょう。

アイムアンドカンパニー株式会社 〜設立1999年、創業27年目を迎える〜
代表取締役社長
1956年生まれ 福岡県出身|九州産業大学卒業
江崎グリコ株式会社にて九州支店販売企画課長、本社営業本部営業企画グループ長を歴任し、セールスプロモーション、広告、マーケティングに携わる。TV広告連動のSP展開では、大手広告代理店への発注責任者も務める。
脱サラ後1999年福岡で有限会社オフィス・アイムとして独立、2012年にアイムアンドカンパニー株式会社に組変・社名改変、恵比寿、渋谷から現在の港区赤坂に移転、現在に至る。
同社では黎明期より代表ながらデザイナー、アカウントプランナー、プロデューサーのマルチプレイヤーを務める傍ら、2000年にはオウンドメディアのパンフレット専科の立ち上げからSEOマーケティングを実践主導、リード獲得のWebチャネル確立に25年以上のSEOキャリアを持つ。
獲得した顧客には沖電気、三井化学、ユニ・チャーム、ブリヂストン、日亜化学工業、伊藤忠商事などの大企業はじめ、慶應義塾、早稲田などの総合大学、また古巣の江崎グリコも含み、制作実績は3,000作品に昇る。創業30年に向け、AI新時代のオウンドメディア運用を代表自ら先導する。