2020.07.02

インパクト大!採用サイトに最適なキャッチコピーの作り方 / エッセイ第拾九號

会社に興味がない人であっても、魅力的なキャッチコピーを見ただけで興味を示すということはよくあることでしょう。特に採用サイトでは、目を惹くキャッチコピーを掲載することが、求職者への大きなアピールとなります。

ただ効果的なキャッチコピーを作成するには、いくつかの注意点とテクニックがあります。これらを留意して取り組まなければ、効果は半減、もしくは企業イメージを損ねることにもなりかねません。

そこで本記事では、キャッチコピーがどのように重要なのかを解説したうえで、具体的な作り方とテクニック、企業の事例まで紹介します。

キャッチコピーとは?

一般的にキャッチコピーとは、少ない文章でユーザーの心を掴む、謳い文句や煽り文句のことを指します。主に商品やサービスを紹介するときに用いられ、採用サイトでのキャッチコピーとしては「この会社に入社したい・興味がある」という感情に導く言葉といえます。

キャッチコピーによって商品の売れ行きやユーザー行動が変化することが分かっているため、最初の引きとして重要視されているのです。

採用サイトにおいてキャッチコピーがなぜ重要か?

では具体的に、採用サイトにおいてキャッチコピーがどのくらい重要か見ていきましょう。主に採用サイトにキャッチコピーを導入する効果について解説します。

多くの人々が集まる

ホームページに書かれているキャッチコピーは、接客業でいう「いらっしゃいませ」と同様の言葉。最初に告げられる言葉の印象が良ければ、興味を引くことはもちろん、入社したいという意欲につながります。実際にキャッチコピーに惹かれて応募したという応募者も多く、決して侮れない言葉だといえるでしょう。

企業のブランディングになる

企業理念や社風、これからの展望などを随所に盛り込んだキャッチコピーは、企業における価値観や魅力を示すものとなり、ブランディングになります。当然、自社でしか伝えることのできないコンテンツとなり差別化につながるでしょう。そのため、作成するときは自社特有の文言を用いることがポイントです。

ミスマッチの回避

企業ブランディングと似ていますが、企業の価値観を明確に示したキャッチコピーを用いることで、ミスマッチを減らすことが可能です。例えば、「新しいことに挑戦し続ける○○」というキャッチコピーを作った場合、現状維持を好む人材は応募しにくくなります。キャッチコピーには、このような効果もあるのです。

採用サイトに最適なキャッチコピーを作るステップ

実際にキャッチコピーを作るステップを、3つに分けて紹介します。下記の流れに沿ってキャッチコピー作成をすれば、大きく間違うことなく作成できるでしょう。

①市場調査を行いターゲットを明確化

まず最初に行うべきは、求める人材像、いわばターゲットを明確化することです。ターゲットが定まらないままキーワードの選択を始めてしまうと、結果として軸のブレたキャッチコピーとなってしまいます。
ターゲットを明確化するには、「3C分析」がおすすめです。3C分析とは、「顧客」「競合」「自社」の3つの課題を挙げて問題解決を行う手法。ここでは「顧客」を求職者として見立てて分析しましょう。もちろん他者がどのようなキャッチコピーをしているのか「競合」分析をしたり、求職者に対して自社はどのような利点があるのか考える「自社」分析も重要となります。

②何を伝えたいのかコンセプトを決まる

次に必要なのが、どのようなことを伝えたいのかというコンセプトを明確化することです。企業理念や価値観、事業内容など伝えたい事柄は多数ありますが、これらすべてを伝えていては、キャッチコピーの意味をなしません。そのため、中でも特に伝えたい「強み」などを挙げた上で、訴求できる単語を洗い出しましょう。

③たくさんの案を出したうえで訴求するキーワードを決める

②で書きだした単語から、キャッチコピーで使う言葉を選びます。ここで重要なのは、いくつかのキャッチコピーを作った上で決めること、そしてキーワードは1つに絞ることです。
複数のキャッチコピーがあれば第三者に判断を仰ぐこともできます。またキーワードを盛り込みすぎると結局何が伝えたいのか不明瞭になってしまいます。キーワードを絞ったうえでいくつかの案を制作すれば、ピンとくるキャッチコピーが見つかるでしょう。

魅力的なキャッチコピーを作るテクニック

ここでは一歩進んで、応募者の心を掴むテクニックを紹介します。

ダイレクトな言葉を使う

キャッチコピーは、なるべくダイレクトに伝わるような言葉を選びましょう。どうしても難しい言葉を使いたくなることがありますが、内容を理解してもらえない可能性もあり、効果的とは言えないためおすすめしません。万人に伝わりやすい簡単な言葉をピックアップしましょう。

端的にまとめる

長ったらしい文章は、キャッチコピーの効果を半減させます。そもそもキャッチコピーは、短い言葉で相手の心を奪うことを目的としています。10文字から15文字くらいを目安に、1行に収まるようにしましょう。

応募者に響くことを重視する

分かりやすさを重視することはもちろんですが、インパクトがあって興味を惹きつける要素も必要です。どのような意図があるのか好奇心を集めるようなキャッチコピーは、思わず目が留まります。応募者が見たときに響くものがあるか、第三者の意見なども取り入れながら作成しましょう。

ひらがなやカタカナ、ローマ字などを用いてより言葉を強める

本来漢字で書く単語を、あえてひらがなやカタカナ、ローマ字で記載することで、目に留まりやすくなる効果を期待できます。これは上級テクニックですが、上手く利用すると大きな効果が得られるでしょう。

流行りの「、や。」を用いる

こちらも上級テクニック。本来使わない場所で句読点を用いることで、アクセントが効いた心地よいキャッチコピーとなります。しかしあまり多用しすぎるとかえって不自然となるため、注意が必要です。

効果のある採用サイトのキャッチコピー【実例】

下記では、実際に企業で使われている実例をみて、効果的なキャッチコピーを考えていきます。上記で紹介したテクニックも使用されているため、どのような意図があるのか検証しつつ見ると効果的です。

株式会社タカラトミー


きみはおもちゃが好きか?
大手玩具メーカーであるタカラトミーのキャッチコピーは、読点のないシンプルなもの。しかしながら「新しい遊びの価値を創造」という経営理念を上手く表現されています。シンプルでありながら率直で、メッセージ性も強いキャッチコピーといえます。

雪印メグミルク株式会社


未知のミルクを呼び覚ませ!
一目で乳製品を扱う企業だと分かる、端的なキャッチコピーを掲げる雪印メグミルク。ミルクに新しい価値を創造し社会に貢献するという企業理念まで上手く表現されたキャッチコピーです。「才能」や「能力」にあたる言葉を「ミルク」という表現に変えている点にユーモアさを取り入れた、斬新なキャッチコピーです。

オムロンソフトウェア株式会社


HUMAN WORKS ソフトウェアは、人です
会社名にも含まれている「ソフトウェア」というワードに注目したキャッチコピー。技術力や能力も大切だが、何より「人」が大切であるというビジョンを表現しています。キャッチコピーに社名の一部を利用することで、社名を覚えてもらいやすいだけでなく、求職者の印象にも残りやすくなります。

株式会社資生堂


THE MOST BEAUTIFUL JOURNEY BEGINS HERE.
女子就活生の人気企業ランキングで毎年上位にランクインする資生堂。こちらのキャッチコピーを英訳すると、「最も美しい旅はここから始まる」となります。化粧品事業を展開する企業の特徴を大文字アルファベットで表現することで、より洗練された企業イメージを与えます。英訳しやすい簡単な英文でまとめられている点もポイントです。

まとめ

効果的なキャッチコピーを設定することで、応募者の増加はもちろん、企業ブランディングにもつながります。一方でターゲット選定やコンセプトの明確化、適切な表現ができていないキャッチコピーは、思うような効果がでないこともあります。特にターゲット選定には力を入れて、今一度自社にはどのような人材が必要なのか熟考しましょう。基本をおさえた上で各種テクニックや実例を参考にし、効果的なキャッチコピーを生み出しましょう。

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