2022.02.15

採用サイト制作の流れ・適正納期・費用料金相場【独自情報】

採用サイト制作において、
低価格・格安を求め、
短納期制作を希望する企業は決して少なくありません。
ただこの価値観に執着していては、
山積する採用課題の克服は、永遠の“難題”になってしまいます。

この記事を一読され、
課題解決のための採用サイトの、
『適正スケジュール』は?『適正費用・料金』は?
その相場や標準を赤裸々に【独自情報】としてお届けします。

1. なぜ“適正”スケジュールなのか?

01. 企業経営にも大打撃の採用不振

それは採用活動市場に慢性的にはびこる難題とも言える、
母集団形成の脆弱性、母集団の品質劣化、
また内定辞退、ミスマッチ、入社後の早期退職等々です。

人事採用担当者のみならず、採用計画の大幅未達では経営陣にも大きな打撃です。

02. 採用サイトの存在感は益々高まる

その中において昨今では、
オウンドメディアの採用サイトが、非常に大きな存在感を示すようになってきました。
それは前項の採用活動の難題を解決するための、
決め手になるメディアと強く認識され始めたからです。

それなのに依然「3月の広報活動に間に合わせたい」と言って、
2月初旬にオファーしてくる企業….. 何をか言わんや!です。

03. 知っておこう!制作着手までがいかに大切か

確かに短納期をウリにする業者、
テンプレートで記事や画像を配置するだけのサービス、
これらは枚挙にいとまはありません。
極論すれば、これらはハコを作るだけ、またはそこに情報を流し込むだけ。

しかしながら前段でも述べた採用活動の難題を克服するには、
制作着手前の事前作業がとても大切なのです。
現状の課題認識・分析、要件定義、企画・設計、
そしてようやくUI設計、クリエイティブワーク、取材・インタビュー、コピーワーク、
CMSが要件に入れば、システム開発、そして実装・マークアップの後、公開となります。

つまりこれらが半月や1ヶ月そこらで、できよう筈がありません。

さらにこの前には、発注企業側で制作業者を選ぶフェーズがあります。
課題状況を盛り込んだRFPの作成、
そして入念に業者の審査や選定を行い、それだけで半月〜1ヶ月を要するのです。

2. なぜ“適正”制作費なのか?

01. 付加価値のための工数はコスト

前項でも述べた通り、採用活動の前に立ちはだかった壁、
企業で抱える様々な難題を克服するためには、
事前のタスクがテンコ盛りであることは、おわかりいただけたと思います。

実はそれは業者にとって、課題解決のための独自のナレッジで、
調査・分析する能力とオペレーションするワザ等々、
これらは制作業者にとっての、付加価値とも言えるものですが、
ここには濃度の高い作業時間を要するのです。つまりイコール『工数』
それは『コスト』になるのです。

02. 工数を省くから低価格・格安が可能となる

よくウリ文句で「低価格なのに高品質!」「格安で効果を発揮!」とありますが、
実はこれは大量生産の規格品の概念
企業属性は100社100様、抱える課題状況も100社100様なのです。
つまり企業の採用サイトは「オンリーワンの個別カスタマイズ品!」
これでおわかりいただけると思います。

そこに効果を目指す丁寧な事前分析、要件定義、高品質クリエイティブ…となれば、
何と!安売り業者も標準的な制作費になります(笑)!
もちろんそれができない業者は、やはり格安でしかありませんが…

さらに取材ナシ、ヒアリングナシ(あっても簡易的)、写真や原稿は支給、開発ナシで、
徹底的に工数を省くこと。
これで初めて低コストがかなうわけですが、
果たしてこれで難題を克服する採用サイト、
また学生の心を掴む採用サイトができると思われますか?

03. 安物買いの○失い…

とは言え、現実的に企業はできる限りのコスト削減は必要。
採用サイトの制作費もその例外ではありませんが、
やはりコストを省く要件、かける要件はきちんと区別せねばなりません。

にもかかわらず安価な業者に手をだしてしまう…
その結果、残念な結末。社内だけでなく、就活生からも評判が悪い。
これでは課題の解決になろう筈がありません。
さらに社内の上席からもお小言を頂戴する。
ケースによっては敢えなくすぐに作り直し、といったドン底な事態も招き、
結果、社内評価までも落とすことも。
「そんな〜ッ!」とお思いかもしれませんが、
実は時々このような事態に陥ってしまって、止む無く仕切り直し、
といった相談が弊社に舞い込むことがあります。
ダブルコストで大きな代償を払わされることとなるのです。
くれぐれもお気をつけください。

3. 制作スケジュール・適正納期を知る

ではその適正制作スケジュールを具体的に示していきます。
採用サイト仕上りまでの納期、全体の制作進行スケジュールです。

前項まで述べたことで、制作スケジュールが採用の様々な課題解決に何の関係があるのか?
という疑問(愚問)は、この時点で最早起こらないはずです。
万が一起こったら1章、2章を復習!です。

下表の通り、たとえ5ページの採用サイトだろうが、総じてここまでかかるのです。
ただ難易度の高い課題を抱えている場合は、この限りでは無いことも視野に置いていただきたい。

にもかかわらず、時間がなく背に腹かえれぬ!といって、
課題分析、インサイト、ペルソナの見極めを中途半端に、
エイ!ヤーッ、とせざるを得ない事態は避けたいものです。

5〜10ページ程度の全体スケジュール
事前作業・業者選定
フェーズ
(発注企業マター)
●課題抽出
●現状分析
●RFP作成
●採用サイト制作委託の候補業者選定
●候補業者との交渉・プレゼン開催
●委託業者決定
1ヶ月|縮小0.5ヶ月
企画・設計フェーズ ●取材・ヒアリング
●サイト設計・要件定義
●ワイヤーフレーム提示
●ドラフトデザイン案提示
1ヶ月|縮小0.5ヶ月
クリエイティブ及び
コーディング実装
フェーズ
●UIデザイン制作
●撮影・取材インタビュー
●コピーライティング
●CMS開発実装
●マークアップ・コーディング実装
2ヶ月|縮小1.5ヶ月
デバッグ・公開作業
フェーズ
●サイト動作・CMS動作チェック
●レスポンシブキャリアチェック
●公開作業
0.5ヶ月

この表で、一番上部「事前作業・業者選定フェーズ」(下地グレーのゾーン)は、
採用サイト発注企業側の必要時間ですので、もし既にこの作業時間を終えている場合、
制作業者の実制作期間は白ベースとなります。
これを以下の表に、最長・最短でとりまとめました。

業者の企画制作期間 発注企業側の期間 総期間
最 長 3.5ヶ月 1ヶ月 4.5ヶ月
最 短 2.5ヶ月 0.5ヶ月 3ヶ月

そうかこれくらいかかるよな!
とお思いの人事・採用担当者は問題ありませんが、
問題は意外だ!と思われる方。
これで一目瞭然!実態がわかると思います。でも事実これが標準的なのです。
これ以上短くしろ!省けるタスクを省いてくれ!
その結果、無理を通して道理が引っ込む!
当初の狙いの母集団確保、内定辞退、ミスマッチ解決の緒が遠ざかってしまうことに。

4. 制作費用のガイドラインを知る

この採用サイト制作のコストにおいても、採用課題を解決できるかどうか、
そのキャスティングボートを握っていることは、縷々述べてきた通り。

しかしながら、一方で採用サイト制作費は、人事・採用担当者にとって、
計上された予算やこれから予算申請する立場として、強い関心事と思います。

が、しかし、ここを安価で凌ごうとすると、
大きな落とし穴が待っていることは、賢明なるご担当者は、すでにお察しの通り!

ここでは採用サイトの属性として、コーポレートサイトのように、
50ページ、100ページ、500ページ…と大きなサイトボリュームとはならないでしょうから、
ここでは、LP(1ページ)、5ページ、10ページ、20ページまでの相場で、
「安価レベル」と「標準レベル」以上の価格帯にて、  
あくまでも一般の相場感で紹介してみたいと思います。

ページ数 安価レベル 標準レベル以上
仕 様 制作費
ガイドライン
仕 様 制作費
ガイドライン
LP|1ページ 簡易構成
デザイン制作
コーディング
レスポンシブ
10〜20万円 企画・構成
UI・デザイン制作
コーディング
レスポンシブ
50万円〜
5ページ 簡易構成
デザイン制作
コーディング
レスポンシブ
30万円〜 企画・構成
CMS1点開発
UI・デザイン制作
コーディング実装
レスポンシブ
150万円〜
10ページ 簡易構成
デザイン制作
コーディング
レスポンシブ
70万円〜 企画・構成
CMS1点開発
UI・デザイン制作
コーディング実装
レスポンシブ
200万円〜
20ページ 簡易構成
デザイン制作
コーディング
レスポンシブ
120万円〜 企画・構成
CMS1点開発
UI・デザイン制作
コーディング実装
レスポンシブ
300万円〜

少々強引に整合性をとった箇所もありますが、いかがでしょう?
なぜこんなに差が出るのか!とお思いの向きもあると思います。
発注企業が複数業者に見積を依頼すると、上から下まで、
なぜこんなに差が出るの?という場面に、弊社も業者側としてイヤというほど遭遇していますが、
やはり安価なサイトは安価なレベル。
それは手間を省き、工数を削減することでしか成り立たないのです。
もちろん難易度の高い採用課題への挑戦は、ほとんど期待できません。
結果的に不満足、学生への訴求力は限定的、他社とも見劣り…
ここでぜひ、どのレベルを目指すか、一度冷静に検討されることを筆者は切望します。

この基本ガイドラインに、撮影費や取材・インタビュー費、また採用動画を希望する場合、
別途費用として加算されるのです。

5. 適正なスケジュールと制作費用の次は?

このように採用サイトづくりの前提条件となる、
適正なスケジュールと適正な制作費の意味する理由がわかったら、次は本丸です。
課題解決を目指す採用サイトの企画・設計から、
それらを踏まえた掲載すべきテーマ設定や記事内容のトレンド
さらにその運用方法まで、その全貌を独自理論で徹底的に語り尽くします。
ぜひ以下のバナーから合わせてご覧ください。必読です。

6. あと書き

課題を解決するための採用サイト制作について、
適正スケジュール、また適正制作費、という視点で縷々述べてきました。

数々の採用サイト、企業サイトの採用情報制作、
また各種の採用メディアを制作してきた弊社ならではの独自考察、
さらに昨今の採用活動シーンのトレンド、実態を踏まえた、
「適正制作スケジュール」と「適正な費用・料金」、という示唆に富んだものだった筈です。

企業の人事・採用担当者にとって、効果的な採用活動の一助になることを切望します。

もし課題を抱えた状況で、もやもやしている担当者がいれば、
弊社で解決の緒を様々な角度から、適正スケジュール、適正価格にて、
ニュートラルにご提示しますので、一度ご相談してみてください。


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