1. リニューアルする機会とメリット

リニューアルしないデメリット

既存はビジネスや価値・コトにも及ぶ

我々が社会生活を営む上で、ホームページの存在抜きに語れない時代です。
Webをリニューアルする、刷新することにより、常にリフレッシュさせていくメリットは大変大きいと言えます。
長年変更無しで、情報が更新されない、いわゆる情報が古いままのホームページは、掲載されている情報の信憑性が疑われます。
このことは本来既存ユーザーから信頼を得ている企業が、サイトに訪れた新規取引を目指すユーザーには、“全く信用ゼロ”、と言ったように真逆の不本意なレッテルを貼られてしまう、このようなことは実は結構頻繁に起こっていることで、当事者が気付いていないだけです。
そのような場面に遭遇すればまだしも、そこで遺失した利益は可視化できないし、もちろん遺失額の算定もできなく、先手を打ってその手当をする、というのはなかなか腰が重くなりがちです。
またそのようなホームページですので、好感が持てる、惹かれる、期待できる、などといった“無形の心の資産”と言われるブランドイメージ形成やコトの価値など生まれようはずがありません。

なぜリニューアルが必要なのか?

理論的・機能的な必然性

前項のような感覚的、情緒的なデメリットだけでなく、具体的な事象や避けて通れない理論的根拠で、むしろリニューアルしないと普通にサイト運営するのも危うくなる、といった論点から、以下にサイトリニューアルの必要性を列挙します。

Webを巡る環境変化と理論的根拠 リニューアルの必要性
マルチデバイス化 PC・スマートフォン・タブレット端末などのマルチデバイス化

●PCだけでなくiPhoneやiPadでも快適な閲覧や操作性を提供するレスポンシブは今や標準のため

●Googleはモバイルファーストを検索の最重要事項とし、検索結果に影響させる方針に今後一層拍車

ブラウザの進化 Webブラウジング、多様な視覚表現するブラウザの進化

●パララックスなど多様な視覚表現力向上する半面、旧HTMLスクリプトの場合、型崩れする可能性がある

検索エンジンの進化 有益サイトを高く評価する検索エンジンの進化

●有益な情報を提供しているサイト、専門性や独自性の高い情報のサイトをGoogleは評価し検索結果に反映する

セキュリティの強化 不正アクセスやウイルスを防止するセキュリティの強化

●SSLサーバーの導入で世界中で蔓延している不正アクセスやウイルスから訪問ユーザーの安全性を守る

●Googleはセキュアサーバーを使用していないサイトアクセスを警告している

CMS化 つくってもらうWebからユーザーがつくるWebへのCMS化

●新鮮な情報発信をサイト運営者側で簡単更新できるCMSは、常に動きのある、最新情報のホームページを保てる

SNS・Blogの普及 オウンドメディアという概念によるSNS・Blogの普及

●オフィシャルサイト単独の運用だけでなく、SNSやBlogを含むオウンドメディアという再構築で、情報発信力や集客力の向上が図れる

Web利用の日常化
Webリテラシー向上
ユーザーのWeb利用の日常化Webリテラシー向上

●今やユーザーはなにかとまずWebを見て、そのWebによって信用できるか、取引や購買の対象になるのかを決めてしまう

以上で明確な理論的必然性をまとめてみましたが、問題はこれらの環境変化により自社ホームページが目に見えぬ不利益を被っている、リスクにさらされている、場合によってはすでに被っていて何らかの問題を生じていても、それに気付いていない運営社もまだ多く、大変残念な事態に陥っていることは珍しくありません。
そもそも事態に無頓着で、リニューアル或いは手当をせずにいたわけですので、無理からぬことでしょう。
凡そこれらのような運営社の場合、
「そもそもウチはホームページを利用する業種ではない」
「Webをリニューアルしなくても不利益を感じたことはない」
と異口同音の返答が聞こえてきます。

企業・ビジネスにおけるリニューアル機会

次に企業の様々なビジネスシーンでホームページをリニューアルする機会にフォーカスします。
その上でリニューアルによりホームページにどのような役割を持たせるのか?効果を期待するのか?
これらを明確に設定しておくことが必要です。

リニューアルする機会 目的 想定される改善点・装備点
BtoB法人営業 Webで企業間取引を開始・強化

●ユーザーの企業間取引の「与信」となる企業情報を充実。取引先実績・売上収益・社史沿革・CSR環境取組み・拠点関連会社等

●商品・サービス情報の充実。導入実績・顧客インタビュー・開発情報・生産拠点情報・導入提案等

●問合せフォーム、電話受付窓口、PDF資料ダウンロード、メルマガ登録を完備

●SEO対策、広告施策での集客

集客力強化 Webカタログ・ECサイトの集客力強化

●商品・サービス情報の充実とカテゴライズ・再編成

●カスタマイズ情報・顧客インタビュー・事例紹介・導入提案・運営責任者紹介等

●問合せフォーム、電話受付窓口、メルマガ登録を完備

●運営会社情報の整備、オフィシャルサイト整備

●SEO対策、広告施策、SNS・Blog併用集客

●リリース後の効果測定と改善

CI刷新・リブランディング 企業ブランディング・広報活動

●新CIコンセプト、ブランドコンセプトの紹介

●新コンセプトに基づくサイトコンテンツ・UIデザイン、サイトカラーの一新

●取引先・投資家・金融・官公庁等、ステークホルダーへのメッセージ・広報強化

事業承継・経営陣刷新 広報活動

●後継の新体制としての事業・経営ビジョン発信

●新社長のクローズアップ紹介、上場企業であればステークホルダーへの広報発信力強化

●新経営陣の紹介、新組織図等

海外・グローバル進出 海外営業展開

●グローバルサイトとして既存オフィシャルサイトを刷新

●既存ホームページに海外言語版を追加新設

採用戦略強化 採用強化・
採用ブランディング

●採用情報の質量を増強【社員紹介・インタビュー・部門仕事紹介・採用担当メッセージ・事業紹介等】

●採用ブランディングの戦略展開

●オフィシャルサイトのUI枠外でデザイン全面刷新

●採用ナビとの連携強化、コンテンツ棲み分け

●オフィシャルTOPやグローバルナビの導線強化

●必要に応じてオフィシャルサイト含め一体的にリニューアル

IPO・新規株式上場 IR強化

●株主・投資家、ステークホルダーへのIR情報

●事業戦略、経営ビジョン等情報発信力強化

●新卒採用情報の充実

情緒的な要因のリニューアル

前述のように、リニューアル動機が明確になっているというより、情緒的、感覚的なリニューアルは、意外と多く見られます。
「デザインが古くてカッコ悪いから」、
「サイトが使いづらく不評…」、
「情報が陳腐化している」、
「5年以上経過しているのでもうそろそろ…」、など。
とは言え、リニューアルする動機の一つです。
しかしながらこのような動機の不明確なケースでも、そのインサイトは、意外とリニューアルする必然性を秘めているもので、弊社ではその点を探り当てるヒアリングを重視しています。
以下にその一部をご紹介します。

リニューアルする動機 顕在したインサイトの例
デザイン陳腐化

●同業他社や一般のサイトが昨今主流のワイドなフラットデザインでカッコいい。

●前回つくった時代からは自社が成長し、成熟しており、現在の社格を表すデザインではない。

●事業分野の拡大や主力事業が大きく転換したため、業種イメージが変わったため。

●採用拡張に伴い新卒採用を強化するため、学生や高校生に好感を持たれる、カッコいいと思われるデザインにしたい。

●レスポンシブデザインでない。

サイトが使いづらい
(商品情報)

●取扱い商品が増える度に、パッチワーク的に商品ページを追加してきたため、カテゴライズが不明確で検索性が悪い。

●カテゴリーごとに取扱い部署が異なり、それぞれ部署が異なるWeb制作会社に委託しているため、デザインや導線設計が異なっている。

●カテゴライズが悪く商品群の仕分けが実態と不一致になっており、顧客や営業パーソンに不満が生じている。

●商品数やカテゴリー数が多いのに全ページ静的につくられておりDB化されていない。

情報が陳腐化している

●運用メンテを委託していたWeb業者が廃業したため、更新ができていない。

●Webをビジネスに活用するという価値観が社内に無く、社員が自社サイトに無関心なため、いつの間にか情報が陳腐になっていた。

リニューアルに特に目的は無い

●経営層やWeb広報担当者は商用を求めてないが、営業部門へのヒアリング実施で、新規ユーザー拡張のサイト活用を強く求めている。

●直近でCI刷新のリブランディングをしていたことがわかったが、リニューアル要件には含まれていなかった。

●担当者ヒアリングから次年度50周年を迎えることがわかった。

最後の「リニューアルに特に目的は無い」がそろそろ作り替えしないと…という動機には、実はここに記載している以外にも、企業によって様々な要素が潜んでいることがあります。
やはり企業の価値を高める意味でも、プレゼンスを明確に発信する意味でも、リニューアルのインサイトを突き止め、明確なリニューアル方針を持てるファシリテーションが重要です。
リニューアルの際にはこの方法でインサイトを顕在化させることをお勧めします。

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