公開日:2026.07.23

採用サイト制作の費用相場|「何にいくらかかるか」で見極める

採用サイト制作の費用相場|「何にいくらかかるか」で見極めるのイメージ

総合ガイド「採用サイト制作」の費用編です。
採用サイトの費用は「何にいくらかかるのか」を理解すれば、見積もりの妥当性が判断できます。
費用の内訳、料金を左右する5つの要因、そして投資対効果の考え方まで、
予算検討と社内稟議に使える材料を整理しました。

この記事のポイント

採用サイト制作の費用は、①ページ数(ボリューム)②コンテンツ制作(取材・撮影・原稿)③デザインの作り込み ④CMS・応募導線の実装 ⑤公開後の運用・保守、の5要因で決まります。
同じ「採用サイト制作」でも、取材撮影の有無やページ数によって金額は大きく変わるため、総額の比較には意味がなく、内訳の比較が必要です。
判断軸は金額の大小ではなく、求める人材の応募・入社・定着にどれだけ寄与するかという投資対効果に置くべきです。

序章|採用サイトの費用に幅があるのはなぜか

採用サイト制作の費用を調べると、数十万円から数百万円まで、極端に幅のある情報が出てきます。
これは情報が不正確なのではなく、「採用サイト制作」という言葉が指す中身が、まったく違うからです。
テンプレートに文字を流し込むだけのサイトと、社員20名に取材して撮影し、オリジナルデザインで構築するサイトを、同じ「採用サイト制作」という言葉で括っている——これが幅の正体です。
したがって、「相場はいくらか」を知ることにはあまり意味がありません。
意味があるのは、「何にいくらかかるのか」を理解し、自社に必要な範囲を見極めることです。
本稿はその視点で費用を分解します。

第1章|費用の全体構造 ─ 内訳で見る

見積もりは、おおむね次の項目で構成されます。
「一式」としか書かれていない見積もりは、この分解ができていないか、意図的に見せていない可能性があります。

1. ディレクション・要件定義

採用課題のヒアリング、ターゲット設計、サイト全体の設計。
ここを省く制作会社は、成果ではなく「納品」を目的にしていると考えてよいでしょう。

2. 情報設計・デザイン

トップページと各下層ページのデザイン。
ページ数と、オリジナル度合い(テンプレート活用かフルオリジナルか)で変動します。

3. コンテンツ制作(取材・撮影・原稿)

費用が最も大きく動くのがここです。
社員インタビューの本数、撮影の日数、ライターの原稿執筆範囲によって変わります。
逆に、原稿と写真を自社で用意すれば費用は下がりますが、その分の工数と品質リスクは自社が負います。

4. 実装・CMS構築

コーディング、スマートフォン対応、CMS(自社で更新する仕組み)の構築、応募フォーム・応募者管理との連携。

5. 公開後の運用・保守

サーバー・ドメイン、保守、更新代行、改善提案。
月額で発生することが多く、初期費用だけで比較すると見落とします。

第2章|料金を左右する5つの要因

要因1|ページ数(ボリューム)

募集要項+会社紹介のみの数ページ構成か、職種別・社員インタビュー多数を含む数十ページ構成か。
最も分かりやすい変動要因です。

要因2|取材・撮影の有無と規模

前述のとおり、費用を最も動かす要因です。
社員インタビュー1本あたり、撮影1日あたりで積み上がります。
ただしここは削るべきではありません。
採用サイトで差がつくのは一次情報であり、取材と撮影こそがその源泉だからです(→[採用サイトの作り方](#)で詳述)。

要因3|デザインの作り込み

テンプレート活用か、フルオリジナルか。
世界観を伝えることが採用課題の解決に直結する場合、ここへの投資は意味を持ちます(→[採用サイトのデザイン事例](#)で詳述)。

要因4|CMS・応募導線の仕様

自社で更新できるようにするか、応募者管理システムと連携するか。
募集要項を年次で更新する必要を考えると、CMSは長期的にはコストを下げる投資になります。

要因5|公開後の運用範囲

自社で運用するか、更新を依頼するか。
改善提案まで求めるか。

第3章|当社の料金ガイドライン

費用の考え方を説明してきましたので、当社の料金も開示します。
当社はサイト規模に応じた制作費・運用費のガイドラインを公開しています。

制作費(サイト規模別)

サイト規模 制作費(税別)
LP ¥500,000〜
10ページ規模 ¥2,000,000〜
20ページ規模 ¥3,500,000〜
30ページ規模 ¥4,500,000〜
50ページ規模 ¥8,000,000〜
100ページ規模 ¥13,000,000〜

前章で「要因1|ページ数」を費用変動の最も分かりやすい要因として挙げましたが、この表はそれを実際の金額で示したものです。
ページ数が増えるほど、情報設計・デザイン・実装の工数が積み上がります。

運用費

公開後の運用も、内容に応じたガイドラインを設けています。

運用メニュー 初期費用(税別) 月額(税別)
コンテンツマーケティング ¥1,200,000〜 ¥180,000〜
SEOサポート ¥700,000〜 ¥120,000〜
コンテンツSEO ¥700,000〜 ¥80,000〜

各プランに含まれる作業項目、調査・分析の内容、契約期間、サポート頻度、オプション要件の詳細は、以下のページで公開しています。

採用サイト単体でのご依頼について

上記は当社サイト全体の制作費ガイドラインです。
採用サイトは単体でのご依頼も承っており、この場合はページ数・取材撮影の本数・CMSの要否に応じて個別にお見積もりします。

内容 制作費(税別)
5ページ〜10ページ 100万円〜200万円
取材・インタビュー・撮影、動画制作、その他 別途見積となります。

※本記事で述べたとおり、費用は総額ではなく内訳で判断すべきものです。
当社では、お見積もり時に何にいくらかかるのかを内訳で提示します。

第4章|投資対効果で考える ─ 経費か資産か

総額でなく、年あたり・採用1人あたりで考える

採用サイトは、一度作れば複数年にわたって使えます。
求人媒体への出稿が単年で消えるのに対し、採用サイトは運用しながら育てられる資産です。
したがって、初期費用の総額だけで判断するのではなく、「何年使うのか」「その間に何人採用するのか」で割り戻して考えるのが実務的です。
自社の採用単価(採用にかかった総費用 ÷ 採用人数)を算出し、それと比較することをおすすめします。
採用単価は企業規模・業界・採用手法によって大きく異なるため、他社の平均値ではなく自社の実数で比較してください。

「安く作る」の落とし穴

費用を抑えること自体は正しい判断です。
ただし、次の削り方は結果的に高くつきます。

出典:株式会社キャリタス/キャリタスリサーチ「2025年卒 採用ホームページに関する調査」2024年6月調査・回答1,030名。https://www.career-tasu.co.jp/wp/wp-content/uploads/2024/07/202407_hpchosa.pdf
  • 取材・撮影を省く:一次情報のない採用サイトは、求職者の意思決定を動かせません。
  • 運用を考えない:情報が古くなると、志望度を下げる要因になります。
    実際、採用ホームページの情報やデザインが古いと関心・志望度が「下がる」と答えた学生は計87.8%にのぼります。
    作る費用を削って、翌年から志望度を下げ続ける——これが最も避けたい結果です。
  • 設計を省く:課題設計のないサイトは、きれいでも採用に効きません。

第5章|費用を抑える現実的なコツ

  • 優先順位をつける:全職種を一度に作り込まず、採用課題が大きい職種から着手する。
  • 段階的に育てる:初年度は基本構成、翌年から社員インタビューを追加していく。
    CMSがあれば実現しやすい。
  • 自社でできることを切り分ける:写真の一部提供、原稿の一次案作成など。
    ただし品質責任の所在は明確に。
  • 相見積もりは同条件で:ページ数・取材本数・運用範囲を揃えて提示しなければ、比較になりません(→[制作会社の選び方](#)で詳述)。

終章|費用は「総額」ではなく「内訳」で判断する(まとめ)

採用サイトの費用は、①ページ数 ②取材・撮影 ③デザインの作り込み ④CMS・応募導線 ⑤運用範囲、の5要因で決まります。
「相場はいくらか」ではなく、「自社に必要な範囲はどこまでで、それはいくらか」——この問いに答えられれば、見積もりの妥当性は判断できます。
そして判断軸は、金額の大小ではありません。
求める人材の応募・入社・定着にどれだけ寄与するかです。
採用サイト制作の全体像は総合ページで解説しています。

よくある質問

Q1

見積もりが「一式」と書かれています。問題ありますか?

A1

内訳の説明を求めてください。
採用サイトの費用は、ディレクション、デザイン、取材・撮影・原稿、実装・CMS、運用保守で構成されます。
「一式」のままでは、何が含まれ何が含まれないかが判断できず、後から追加費用が発生する原因にもなります。
内訳を示せない会社は避けたほうが無難です。

Q2

相見積もりを取ったら、金額が数倍違いました。なぜですか?

A2

前提条件が揃っていない可能性が高いです。
ページ数、取材・撮影の有無と本数、運用範囲が違えば、金額は当然変わります。
同じ条件を提示して比較しなければ、相見積もりは意味を持ちません。
条件の揃え方は採用サイト制作会社の選び方で解説しています。

Q3

制作費以外に、継続してかかる費用はありますか?

A3

公開後にも継続的な費用が発生します。
内訳は、サーバー・ドメインの利用料、CMSやプラグインのアップデートを含む保守費用、そして更新を制作会社に依頼する場合の更新代行費用です。
月額または年額での契約が一般的で、内容によって金額は大きく変わります。
初期費用だけで比較すると、公開後のコストを見落とします。
見積もりを受け取った段階で、初期費用と公開後1年間の運用費を合算した総額で比較しておくと、後から想定外の出費が生じる事態を避けられます。

Q4

費用を抑えたいのですが、どこを削るべきですか?

A4

削ってよいのはページ数と公開初期の作り込み範囲です。
逆に、取材・撮影と設計は削らないでください。
一次情報のない採用サイトは求職者の意思決定を動かせず、結果的に採用コストを押し上げます。
段階的に育てる前提で、初年度の範囲を絞るのが現実的です。

Q5

補助金や助成金は使えますか?

A5

時期や条件により、Web制作が対象となる補助金制度が存在する場合があります。
ただし制度の内容・対象要件・公募時期は変動するため、最新情報は公的機関の公式サイトでご確認ください。

Q6

リニューアルと新規制作では費用は変わりますか?

A6

変わります。
リニューアルは既存コンテンツを活用できる分、原稿・写真の制作費を抑えられる場合があります。
一方、情報設計から見直す場合や、既存コンテンツが古く使えない場合は、新規制作と同等の費用になることもあります。

 

ご要望をお聞かせいただければ、
必要な範囲と費用を内訳つきでご提示します。

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