お客様インタビュー|ボールフィルタージャパン株式会社様

問合せ年間20件から【年間380件の約20倍】に急増!
コンテンツSEOで新市場の潜在顧客を開拓。

【ご出席者】
ボールフィルター・ジャパン株式会社
代表取締役|木村浩司様
営業部アシスタント|有本捺実様

写真|木村様:右から2番目、有本様:左から3番目
インタビュアー|アイムアンドカンパニー代表村田(右端)
同、執行役員プロデューサー築山(左から2番目)、同、コピーライター石原(左端)


今回のお客様インタビューでは、ろ過装置メーカーとして製造業向けWeb集客に取り組まれた、
ボールフィルター・ジャパン株式会社様にご登場いただきました。

ボールフィルター・ジャパン株式会社様は、ドイツに本社を持つフィルターメーカーの日本法人として、オートストレーナを中心としたろ過装置の販売・サービスを展開しています。船舶分野で培った技術を、発電所・製鉄・製紙・化学などの陸上産業へ広げる中で直面していたのが、「必要とされる製品なのに、情報が届かない」という課題でした。

2021年、同社はホームページ制作専科を運営するアイムアンドカンパニーとWebサイトをリニューアルし、検索キーワード設計とコンテンツマーケティングを本格化。年間20件だった問い合わせは、2022年に110件、2025年には380件へ拡大しました。

本記事では、検索される言葉に合わせて技術情報を再構成し、新市場の潜在顧客と出会える営業導線を築いたプロセスを、代表取締役 木村浩司様、営業部アシスタント 有本捺実様に伺いました。

ボールフィルター・ジャパン株式会社様|コーポレートサイトTOP
「年間380件の約20倍急増」を果たしたボールフィルター・ジャパン株式会社様|コーポレートサイトTOP

ボールフィルター・ジャパン株式会社プロフィール
同社は、ドイツのフィルターメーカーを母体とする日本法人で、オートストレーナを中心とするろ過装置の販売・サービスを手がけています。
船舶分野で培った技術を強みに、現在は発電所・製鉄・製紙・化学など、国内の幅広い産業分野にろ過ソリューションを提供。過酷な環境下でも安定稼働する高品質な製品を強みに、現場の課題解決を支えています。 特に、独自の自動逆洗技術により「目詰まりしないオートストレーナ」を実現し、メンテナンス負荷の軽減や設備の安定稼働に貢献しています。

導入前:必要とされる製品なのに、見込顧客に届いていなかった

――リニューアル前の状況を教えてください。

木村社長:日本で新しい市場開拓に挑戦するタイミングでしたが、正直に言うと「お客様に出会えない」という状態でした。
問合せは年間で20件ほど。月にすると1件あるかないかです。
そのため、当社製品を使う可能性がある企業を一社ずつ調べて、個別にコンタクトを取るしかありませんでした。

――かなり負荷の高い営業ですね。

木村社長:そうですね。必要としている会社は確実にあるはずなのに、「どこにいるのか分からない」という感覚でした。
当時は、ドイツ本社の事例や技術情報を翻訳してWebサイトに掲載していましたが、ほとんど反応がなかったんです。

――それは、なぜでしょうか。

木村社長:欧米と日本では製品を利用する環境が違いすぎるのです。そのため、本国記事の翻訳では「自分ごと化されない情報」になっていたのだと思います。

気づき:本国記事の翻訳では、日本市場の検索意図に合わなかった

――Webマーケティングを始めたきっかけは何でしたか。

木村社長:船舶用では認知があったので、陸上領域に特化したサイトを作り、Webでの集客に振り切ろうと考えました。それで色々探し始めたのですが、御社を見つけたのは有本です。

―ありがとうございます。有本さんはキューピッドですねww。それで弊社のプロジェクトで印象的だった点はありますか。

木村社長:導入前のキーワードの分析ですね。
当時、私たちは製品を「フィルター」と呼んでいましたが、工場設備の世界では「オートストレーナ」や「自動ストレーナ」という言葉が主流だった。
業種ごとの検索ニーズと掛け合わせ、どれくらいのボリュームがあるのかを分析していただいたことで、「誰が・どんな状況で探しているのか」まで見えてきました。
問合せが増えない主な原因は、検索されるキーワードとWebサイトの内容とのズレにあった。この気づきが大きかったですね。ようやく日本の陸上市場で“会話が成立する入口”に立てた感覚でした。

木村社長と有本さん

施策:業種別・課題別コンテンツで、潜在顧客との接点を増やす

――リニューアルでは、製品紹介だけでなく、業種別・課題別のコンテンツも展開していきました。

木村社長:そうですね。以前は、どうしても製品の性能や仕様を中心に伝えていましたが、実際にお客様が探しているのは、「目詰まりを解消したい」「異物を除去したい」「メンテナンス負荷を減らしたい」といった具体的な現場課題です。
御社に整理していただいたことで、発電所、製鉄、製紙、化学プラントなど、業種ごとの設備環境や課題に合わせて、当社製品がどのように役立つのかを伝えられるようになりました。

――顧客の課題を入口にしたコンテンツ設計ですね。

木村社長:はい。オートストレーナという製品名を知らない企業担当者の方々にも、課題から見つけてもらえるようになったのは大きいと思います。
検索数の大きなキーワードと共に、現場の具体的な悩みに近いテーマを拾っていただいたことで、弊社を知らなかった潜在顧客との接点が増えました。結果として、問い合わせの内容も具体的になり、商談につながりやすくなったと感じています。

成果:問合せ年間20件から380件へ。商談につながる質の高い流入に変化

――成果について教えてください。

木村社長:リニューアル前の2021年は年間で20件。
ところがリニューアル後の2022年は年間110件で、約5倍にもなりました。
その後2025年には380件で、なんとリニューアル前の20倍と大きく伸びました。

――驚異的ですね。

木村社長:はい。それ以上に大きかったのは“質”です。
問合せの約8割が商談化につながります。
資料請求でも約5割が商談につながっています。
また、最初から課題が明確なお客様が増えました。
意図したターゲットから、意図した形で問合せがくる。この状態をつくれたことが一番大きな変化です。

木村社長

事例:ロングテール記事の「これだ」と言われるコンテンツが、商談を生む

――印象的なエピソードはありますか。

木村社長:「サイクロンセパレーターの限界」について言及した記事ですね。
問合せのお客様が、「サイクロンセパレーター 限界」で検索したら、そのままのタイトルの記事が出てきて、「これだ!と思った。あれは衝撃的だった」とおっしゃっていました。

――まさに探していた情報だった。

木村社長:そうです。長年解決できなかった課題に対して、ピンポイントで答えが載っていたらしいんです。
検索数が多いビッグワードではなくても、現場の課題に直結するロングテールキーワードで上位表示されると、高確率で商談につながると実感しました。

営業変化: “探す”営業から、“見つけてもらう”側へ

――営業の活動に変化はありましたか。

木村社長:大きく変わりました。
以前は自分たちで探していましたが、今は向こうから来てくれる。
しかも、最近はある程度理解した状態で問合せしてくれるので、話が非常にスムーズです。営業の前工程が、Webに置き換わった感覚ですね。

今後の展望:AI時代に向けて

――今後の取り組みについて教えてください。

木村社長:現在新製品を開発中で、国内の発電所などへの展開も視野へ入れています。
今後は、こうした取り組みもホームページで発信していく予定です。

――次のステップとして、AI活用も重要になりそうですね。

検索の前に答えが提示される時代になりつつある中で、「選ばれる情報の出し方」がより重要になると感じています。
木村社長:はい。これからどうなっていくのか、楽しみですね。

有本様

まとめ:製造業のWeb集客は、技術を“検索される課題”に翻訳できるかで決まる

ボールフィルター・ジャパン株式会社様の取り組みは、製造業におけるWebマーケティングの価値を端的に示す事例です。

どれほど優れた技術や製品を持っていても、それが顧客の検索する言葉で語られていなければ、必要としている企業に届きません。
一方で、技術情報を顧客の課題、用途、業種、検索キーワードに合わせて再構成できれば、Webサイトは単なる会社案内ではなく、見込顧客と出会い、商談を生み出す営業基盤へと変わります。

今回のプロジェクトでは、年間20件だった問い合わせが、2022年には110件、2025年には380件へと拡大しました。さらに、問い合わせの約8割が商談化し、資料請求でも約5割が商談につながるなど、数だけでなく質の面でも大きな変化が生まれています。

この成果は、単にホームページを新しくした結果ではありません。
日本市場で検索される言葉を見極め、業種ごとの課題を整理し、製品の価値を「顧客が探している答え」として発信し続けた結果です。

製造業のWebマーケティングには、まだ計り知れない可能性があります。
特にこれからのAI時代においては、検索結果に表示されるだけでなく、AIに選ばれ、引用され、顧客の意思決定の入口に立つ情報設計がますます重要になります。

ホームページ制作専科では、製造業の技術や製品の強みを、検索される課題へと翻訳し、Webサイトを問い合わせ・商談・受注につながる営業資産へ育てていきます。
そして本格的なAI検索時代に向けて、SEOだけでなくAIOにも対応した、次世代のWebマーケティング支援に挑戦していきます。

製造業のWeb集客は、技術を並べるだけでは始まりません。
顧客が探している課題の答えとして、自社の技術を見つけてもらうことから始まります。

 


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