01Flashからオープンスタンダードへ

以前は、Webサイトに映像や音楽、アニメーションなどの表現としてFlashというツールが広く使われていました。ただそのFlashには、検索エンジンに内容がクロールされない、iOSでは閲覧できないという致命的な欠点がありました。
ここ数年で、HTML5、JavaScript などのオープンスタンダードは、進化を遂げ、Flashなどのプラグインが先駆けて導入した多くの機能やコンテンツに代わる実行可能な選択肢を提供し、映像や音楽といったメディアファイルも扱えるようになりました。

時を同じくして、光回線よりもスピードが遅いキャリア回線のスマートフォン、モバイルルーターが台頭し、近年ではキャリア回線を使用したWebサイトの閲覧が当たり前になってきました。
2020年をもって開発元のAdobe社がサポートを終了し、続いて主要ブラウザからもFlashの機能が削除されたことにより、ファイル容量の重いメディアファイルなどをWebサイトで使用するよりも、より軽いJavaScriptを使用してWebページに動きを与え、コンテンツを表現する手法に変わってきています。その中の手法の一つがパララックスです。

02パララックス、スクロールエフェクト

パララックスとは、視差効果で立体感や奥行きを演出するエフェクトです。スクロール時に、複数のコンテンツ、レイヤーを異なるスピードで動かすことで、よりコンテンツにストーリー性を持たせることができます。
またスクロール時に後読み込みでコンテンツをアニメーション表示させるなどのエフェクトもあります。このようなエフェクトと、パララックスを合わせて、スクロール時に体験できるエフェクト全般をスクロールエフェクトと呼んでいます。

このスクロールエフェクトは、ユーザーが特にアクションを起こさずともシンプルなスクロール操作だけで体験できるため、そのページを訪れたユーザーは必ず体験できます。

そしてこのエフェクトはスクロール時に次々に起こすことが可能なため、ユーザーにとって、ページのスクロールを促すモチベーションになり、結果、コンテンツと合わせてユーザーの記憶に残ります。
これがパララックスを含むスクロールエフェクトの魅力であり、最大のメリットです。

03導入のバランス

HTML5などのオープンスタンダードで、メディアファイルも扱えるようになった今、前述のスクロールエフェクトと合わせて、ユーザーにとってより深いWebサイト体験を導くための選択肢が増えてきています。

弊社では、ただ闇雲に導入の提案をするのではなく、コンテンツマーケティングをベースに、ターゲットユーザーの環境なども踏まえながら、そのWebサイトの持つミッションに合わせた提案を行なっています。

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