1. 製造業ホームページの【機能と運営】

製造業ホームページ概要

ごく一般的に製造業、メーカーのホームページと言えば、コーポレートサイトとして、広報機能、商用機能、ブランディング機能の大きく3つの要素がその構成と言えます。
広報やブランディングの情報に特化させるケース、そこに商用機能を付加させる統合型、またオフィシャルから分離独立させて商用サイトとして運営するケースなど様々ですが、サイトを運営する企業主体の業種、事業方針・戦略によってその形態は異なります。
製造業、メーカーといっても食品・金属・機械・自動車・電気・医療・化学...とその範囲は広いため、それぞれ業種別特性もありますので、一概に製造業のオフィシャルはこうあるべき、とは言えませんが、ここでは全般の傾向として、

●広報・ブランディング機能
●商用と広報ブランディングの機能統合型
●商用と広報ブランディングの機能分離型

それと後段で詳しく触れていきますが、製造業の場合、誇れる技術力・開発力を持つあまり、機能性やファクト情報中心になることが少なくありません。
このサイトではファクトだけでは語れない、「プロダクトブランド」の重要性を是非ご理解していただきたく、後述で触れていきたいと思います。
ではここから上記3機能を事例を交え、解説していきます。

広報・ブランディング機能

企業の信頼性を担保する公式な客観情報

この広報・ブランディング機能は一言で言えば、製造業としての公式な企業情報であり、
このことは業種に関わりなくコーポレートサイトとしての普遍要素とも言えます。
この企業情報の構成要素は、企業概要を中心に企業理念・成長戦略、事業内容・ビジネスモデル、製品情報、代表者メッセージ、沿革、組織、取引先、CSR、CI・VI、プレスリリース等の情報です。
その中で「製品情報」については製造業たる所以の情報であり、
製品開発コンセプト、市場における製品の強み、差別性・優位性にまで言及することは、プロダクトブランドというブランディング要素として、大変重要です。
さらにそれらの理論的根拠となるISO、HACCPなどの認証資格の開示、品質保証の取組みも企業間取引を新規で開設していく上では必須の要件になります。
そしてそれらに採用情報(後述)、上場企業であればIR、アニュアルレポート、CSR・環境情報、企業ガバナンス、コンプライアンスの体制等も加わってきます。
まさにWebによる企業広報媒体であり、現代では製造業に関わらず、企業として最も公式な広報メディアであると言えます。
一方で後述する製造業のメーカー間、対サービス業との間の企業間取引等のビジネスにおいて、オフィシャルの充実やクオリティはその信用性、信頼性を担保する裏付けにもなり、製品単価や取引額が大きな製造業では、社内決済の重要なファクターの一つになる、と断言できるものです。

株式会社アイディーエス 様|コーポレートサイト
株式会社アイディーエス 様|コーポレートサイトTOP

医療用「検体搬送システム」メーカーにおいて、世界トップシェアの実績を誇るリーディングカンパニーのオフィシャルサイト。非常にオーソドックスなスタイルのサイトUIデザインは、トップシェア企業に相応しい堂々たるもの。

同「IDSの強み」のページ
同「IDSの強み」のページ

トップシェアを誇る同社様の強みとして、一貫した生産体制、優れた品質管理について言及。

同「開発担当の声」のページ
同「開発担当の声」のページ

何と言ってもこのサイトの価値を高めているのはこのカテゴリー。製品設計 、ソフトウェア開発 、製造、営業職にわたって、そこに携わる関係者のコメントやメッセージを伝える。シンプルな構成だが、サイトとしての、またメーカーとしての誇りを感じる。

採用情報

メーカーにおいて人材採用は社運を賭けるほど重要な活動で、業種に関わらず企業サイトの必要不可欠なコンテンツです。
特にメーカーの場合は生産部門、技術開発部門、営業職、管理部門と多岐にわたるため、多様な素地の、しかも自社適性を持った人材を確保する必要があります。
その意味からオフィシャルサイトでの採用情報の充実とその重要性は益々高まっており、むしろオフィシャルから切り離して、採用専門サイトを独立させよりそのコンテンツに深みと幅を持たせることも、大きな選択肢の一つと言えます。
採用サイトは採用動画との親和性が高く、TOPページにエンベットすれば新卒学生への強い印象付けに大変効果的です。採用サイトの詳細は、当サイトの「採用サイト制作」をご覧ください。

日亜化学工業株式会社 様|リクルートサイト1
和機材株式会社 様|採用情報ページ

製品力の高い建設機材を開発・製造するメーカーのコーポレートサイト。そのサイト内コンテンツとしての採用情報ページ。ミニマルな構成だが、簡潔にその役割を果たす。

商用と広報ブランディングの統合型

商用化する製造業のWebサイト

前述「広報・ブランディング機能」に加え商用目的のウエイトを高めた製造業オフィシャルサイトです。昨今ではオフィシャルサイトそのものを企業間取引の媒体として、商用化させることは珍しくなく、むしろ広報と商用の統合機能として1サイトで展開することが多くなってきました。
製造業のオフィシャル=商用、といっても過言ではないほど、直接、間接に何らかの商用目的はスタンダードになりつつあります。(商用、広報ブランディングを分離させ2サイトで運営する手法は、03)で後述)
製造業の場合、取引額が比較的高額であることが多く、実はこのWebサイトは、相手方企業が取引企業に対し、取引適性があるかどうか、製品に信頼性があるのかどうか、広義の与信評価する情報ソースになっている、全てではないもののある面でその一端を担っていると言えます。もはやWebサイトはそこまでのポジショニングを確立したことは確かでしょう。

製品情報は商用の要

そういう意味では、商用の要素が強い製品情報は特に情報構成を精査します。
製品画像(高解像度の製品画像)、スペック諸元、カスタマイズ性、ベンチマーク情報、エビデンスデータ、技術データ、コストパフォーマンス、開発コンセプト、プロダクトブランド、導入事例・ユーザーインタビュー、導入提案、等々、製品機能ファクトだけでなく製品のブランディング情報にまで踏み込みたいものです。

企業広報・ブランディングが与信の要

前項、製品情報で優れた品質・機能性の情報を発信できたら、「じゃあその企業は一体どんな?」
導入を検討している企業、または社内稟申過程において、ほぼ必ずと言っていいほど決済者、関係者はサイト訪問をし、その企業をチェックします。特に上席になればなるほど、企業情報、沿革、取引先、取引実績、代表メッセージ等、与信的企業情報は重視します。
また企業理念・事業ビジョン等のCI情報、それから企業ブランディングやプロダクトブランドを形成する製品の優位性・差別性に関する情報、これらもユーザーの心理に作用し、企業や製品への印象効果や価値創造を宿すことになります。
つまりこの「商用・広報ブランディングの機能統合型」は、製造業オフィシャルサイトとしての商用と与信の二面性を兼ね備えることが求められます。

株式会社アローテクノ 様|コーポレートサイトTOP
アローテクノ株式会社 様|コーポレートサイトTOP

金属製品の生産過程で発生する切粉・切削屑などの廃棄処理を行う産業機器開発メーカー。独自の開発力とカスタマイズ性でその強みを発揮する製品ラインナップ紹介。それを武器にBtoB取引を推進する反響サイトでもある。言わばコーポレートサイトとしての広報機能と企業間取引の商用機能の統合型サイトの典型。

商用と広報ブランディングの分離型

メーカー間の企業間取引に効果的

前項の統合型を、商用と広報ブランディングに完全分離させる、或いはオフィシャルサイト内で別サイトを装い、あたかも独立した商用サイトとしての体、といったように、企業情報オフィシャルサイトと商用サイトを切り離しての運用していく手法です。
もちろん完全独立させ独自ドメインとすることに越したことはありません。
これらを明確に区分し分離させることのメリットは、特に商用サイトで情報の専門性や深みを発揮させ、製品要素に特化した専門サイトとするため、ユーザーへの訴求力、理解度・共感度を高める手法としては大変効果的です。
しかもサイトテーマが製品の取引を目的とする一点集中なので、検索エンジンにも評価されやすく、検索クエリ(対象キーワード)でのターゲットユーザーへのリーチを有利にすることを可能とします。

オフィシャルサイトは信用の証

この分離型の商用サイトの場合、一方のオフィシャルサイトへの導線を強固なものとすることが重要です。これは前項でも言及の通り、広報ブランディング要素を持つオフィシャルサイトは取引の与信であるためです。
いくら良いことを言っていても、その提供企業の信用性が得られなければ、にわかにユーザーの背中を押すことにはなりません。
また当然そのオフィシャルサイトがユーザーの信用性を満たすことが必要ですが、それがあまりにも残念なサイトでは、場合によってはせっかくリーチできたリード(見込み客)や獲得ユーザー離脱の憂き目に合うことも避けられません。
いずれにしても商用・オフィシャルの両面でそのクオリティを保つことが重要です。

三井化学東セロ株式会社 様|コーポレートサイトTOP
三井化学東セロ株式会社 様|コーポレートサイトTOP

大手化学メーカーのオフィシャルサイト。何と言っても三井化学グループの基幹企業として王道を行くサイト。創業90年を迎え、その企業ヒストリーを語る特設ページを設け、90年のエピソード一つひとつを10ページにわたって紐解く。一方で後述の専門サイトもサテライトとして運営、それら商用専門サイトの信用の証としてのポジショニングもしっかりと請負う。

三井化学東セロ株式会社 様|オフィシャルサイトTOP
同、ICROS英語サイト

同社様開発製品の海外向け英語版、製品ブランド商用サイト。

同社商用専門サイト1
同、「What’s ICROS TAPE」のページ
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